コヤチ日記

ホストクラブグループの社長が全てのお店を閉めて廃業し、30代にして初めての就活を行い、就職をして、再度起業するまでのお話。コヤチ日記第2章。

イカさんの嘘

イカさんは脳ミソが上書き保存される人やねん。

 

そのせいなのかどうかはわからんけど、この人、めっちゃ嘘つきやねん。

 

いや、上書きとはまた別で、ただの虚言癖。

 

もうあれは癖やな。

 

例をあげると、イカさんの恋人の話。

 

初日にその話になって、イカさんから彼女との出会いを教えてもらってん。

 

全く興味なかったけど、一応初日やし相手先輩やし、しゃーなしで聞いてやってん。

 

 

 

イカ「僕が東京へ行った時に車で事故を起こしたんですけど、その事故を起こしてしまった相手が、今の彼女なんです!」

 

 

 

へー、ろまんちっくですねー、いいですねー、へー、へー。

 

床見てるほうがおもろかったわ。

 

数日後、仕事中にまた彼女との出会いを聞かされてん。

 

しかも初めてかのような熱量で喋られてん。

 

こいつ、前に言うたこと忘れてるねん。

 

 

 

イカ「僕の彼女との出会いは、東京で車に引かれたんですけど、その引いてきた相手が今の彼女です!」

 

 

 

あれ?

 

彼女は被害者じゃなくて、加害者やったん?

 

この時はまだ、俺の理解のミスやと思っててん。

 

そしてまた数日後。

 

 

 

イカ「僕の彼女との出会いは、僕が東京で事故を起こした時に、助けてくれた女の子なんです!」

 

 

 

この辺でちょっと気付いてん。

 

こいつ、上書き保存の他に、過去改変の能力もある。

 

さらに数日後。

 

 

 

イカ「僕の彼女との出会いは、僕が東京で事故を起こした時に・・・」

 

 

 

コヤチ「助けてくれた女の子なんですよね?」

 

 

 

ちょっと面白くなってきて、口を挟んでみたらどうなるのか、実験をしてみてん。

 

すると

 

 

 

イカ「違いますよ、東京で事故は起こしたんですけど、その事故と彼女は関係全く関係ないです!そのくらいの時期に出会った女の子です!」

 

 

 

おいおい、事故関係なくなっちゃったよ。

 

じゃあなぜ事故の話を出す?

 

意味ある?

 

数日後に今度は、こっちから彼女との出会いについて聞いてみてん。

 

そしたら

 

 

 

イカ「僕の彼女との出会いは、僕が名古屋で事故を起こした時に、助けてくれた女の子なんです!」

 

 

 

場所が変わってん。

 

また数日後。

 

 

 

イカ「僕の彼女との出会いは、僕が大阪で事故を起こした時に、助けてくれた女の子なんです!」

 

 

 

いつの間にか大阪へ戻ってきてん。

 

東京じゃなかったのかツッコんだら

 

 

 

イカ「東京?僕は東京で事故なんて起こしてません!何の話をしてるんですか?」

 

 

 

何の話をしてるんですか。

 

こっちのセリフじゃ!

 

こいつ、多分、サイコパス